English Checkers ノート

ルールと反則

世界共通の English draughts のルールに沿っています。日本のチェッカーとは捕獲の向きが違うので、そこだけ注意。

01初期配置と先手

盤は8×8で、駒を置くのは濃いマスだけです。各プレイヤー12駒を、自分の側の3段に4駒ずつ並べます。合計24駒が盤上に載り、残りの40マスは空きます。

先手は濃い色の側(Black)です。手番の色は開始前に黒か白を選べますが、どちらを選んでも「濃い色が先に動く」という原則は変わりません。

初期配置では、前列の駒はすべて前に出られません。最初の1手は必ず2段目か3段目の駒を動かすことになります。

02移動の基本

素駒は斜め前へ1マスだけ動きます。後ろには下がれません。キングは斜め4方向へ1マス動けます。どちらも、移動先が空いているときだけ動けます。

チェッカーにはチェスのような「駒の価値」の公式な数値はありません。ただし実戦では、キング1枚が素駒2〜3枚分の働きをすることが多く、終盤の形勢判断はキングの数で見るのが基本です。

03捕獲は強制、連続ジャンプも強制

相手の駒の斜め前に自分の駒があり、その向こうのマスが空いていれば、飛び越えて取れます。取れる手があるときは、必ず取らなければなりません。これを「捕獲の強制(mandatory capture)」と呼びます。

取った後、さらに続けて取れる位置に着地したら、同じ手番のうちに続けて取ります。連続ジャンプの途中で止めることはできません。ただし、複数の捕獲経路がある場合、どの経路を選ぶかは自由です。最大数を取る経路を選ぶ必要はありません。

ここがこのゲームの判断の中心です。取れる手が複数あるとき、取った後の形まで読んで経路を選ぶ必要があります。配信ページの説明も「If you have multiple capturing opportunities, you can choose which one to take」と明記しています。

04昇格(キング化)

素駒が相手側の最終段(8段目)に到達すると、その場でキングになります。キングは斜め4方向へ1マス動け、捕獲も前後どちらでもできます。

重要なのは、昇格した時点で手番が終わることです。ジャンプの着地点が最終段だった場合、キングになった後の連続ジャンプはできません。配信ページにも「If your checker jumps to the last row and is crowned, you may not make any further jumps, your turn is over」と書かれています。

キング化までの手数は、移動が必ず斜め1マスずつなので「8 − 現在の段」で計算できます。途中でジャンプを使うと2段進むため、その分だけ短くなります。

05勝敗と引き分け

勝利条件は2つです。相手の駒をすべて取るか、相手に合法手がひとつも残らない状態(ブロック)にすること。日本のチェッカーでいう「動けなくしたら勝ち」と同じ考え方です。

引き分けは、双方が決着を付けられないとき、または合意したときです。大会では3手制限や GAYP といった開始方式で引き分けの多さを調整しますが、このゲームのオンライン対戦がどの方式を採用しているかは公開されていません。

06混同しやすい反則

もっとも多い誤解は「捕獲を忘れて別の手を指す」ことです。捕獲できる駒がある状態で別の手を指すのは反則で、ゲーム側がその手を弾きます。

次に多いのは、キングになった直後に続けて取ろうとすることです。昇格で手番は終わるので、そのまま連続ジャンプはできません。

反則と正しい扱い
場面反則になる指し方正しい扱い
捕獲できる駒がある別の駒を動かす捕獲する手を選ぶ(経路は自由)
連続ジャンプの途中途中で止める取れなくなるまで続ける
最終段に着地キングになって続けて取るその手番は終了
素駒斜め後ろに下がる前方向にのみ移動・捕獲
移動先に駒があるそのマスへ動かす空きマスにだけ動く

キング化までの手数

自陣を1段目、昇格する最終段を8段目として数えます。ジャンプ1回は2段進むので、手数が1回分短くなります。

6手

キングまでの手数

計算例
今いる段途中で使うジャンプキングまでの手数
2 段目0 回6 手
2 段目1 回5 手
5 段目0 回3 手
5 段目1 回2 手
7 段目0 回1 手
1 段目2 回5 手

使い方: 「今いる段」と「途中で使うジャンプ」を入れると、キングになるまでの手数が出ます。移動は必ず斜め1マス、ジャンプ1回は2段進むので、式は 8 − 段 − ジャンプ回数 です。